—クールとフェミニン2つの違い15の差別化
あなたが男性と女性のボーダーラインを自由に越えるとき、新しくも本来の自身と出会えるかもしれません。2つの対となる魅力、男性的な洗練したモードでカッコイイ雰囲気のクール、女性的な甘いエレガントな雰囲気のフェミニン、この両性の魅力はメイクアップで目に見える表情へ自由自在に引き出し操作できるのです。

01. Fashion / ファッション
かつてモードの帝王イヴサンローランはスモーキングルックを発表、YSLのスモーキングスーツは女性も着れる男性のタキシードでした。シャネルはパンツスーツで女性に自由を与え、サンローランは女性に権力を与えます。メイクも同じく男女の境界線を取っ払い自由になるとき、人は多面的な魅力を輝かせることでしょう。

02. Control / コントロール
男性的でモードなクール、女性的なフェミニン、大きく分けてこの2つの印象を、あなたのメイクでどのように操作し、2つの違いを差別化し表現するのか？クールとフェミニン2つの明確な違いとメイク方法を見ていきましょう。目的と変化のイメージが鮮明になれば、メイクで演出したい印象へ操作しやすくなるでしょう。

03. Anima / アニマ
心理学者ユングによれば人は誰もが内面に、男性と女性、もう1つの顔と影、アニマとアニムスとも呼ばれ、2面性を隠し持つそうです。男女の境界線は存在せず、片方からもう片方へ境界線を越え、逆方向にも越えてどちら側にも決して閉じこもらない、これをメイクで解放すれば、あなたの表情はより豊かになるはずです。

04. Cool Face / クールフェイス
最初に顔全体でカッコイイ印象やクールな要素は何でしょう？まず直線的や鋭角的な形に近い要素、シャープなフェイスライン、面長の大人な輪郭、ハッキリ通った鼻筋、頬骨がはった頬からアゴへ逆三角に引き締まった立体的な顔立ち、光の反射で影と立体感が強調されるツヤ肌、オークルスキンがクールな印象を与えます。

05. Feminine Face / フェミニンフェイス
逆に顔全体のイメージで女性的な可愛い要素は何でしょう？それは丸みのある形、ゆるやかな曲線、フラットな顔立ち、丸顔の女性がベイビーフェイスと言われいつまでも若々しく見えるように、丸いシェイプやラウンドの形は愛らしく見えます。白い肌、ふわっとマットな質感の肌も女性らしいフェミニンな印象を与えます。

06. Cool Eye / クールアイ
次にクールな目元とは？切れ長の瞳、横幅でワイドな涼しげな眼差し、一重に近い奥二重、カールが控えめな漆黒のまつ毛、目尻を強調し横へ広げたまつ毛、直線的や鋭角的なカーブのエッジィなアイメイク、無彩色のカラーコンタクト、アイシャドウはモノトーンの黒からダークカラーに近い色程モードな目を演出します。

07. Feminine Eye / フェミニンアイ
フェミニンな目元は、目の縦幅に高さを出した丸い瞳、まつ毛を均一に丸くカールさせたドーリィな眼差し、ふっくらした涙袋、パッチリ黒目の大きい瞳、黒目を大きくするカラコンも女性的な可愛さへ。アイシャドウはグリーンやピンク、丸みを感じさせる曲線、目尻を下げ気味に描いたタレ目もフェミニンへ演出します。

08. Cool Eyebrow / クールアイブロウ
クールな眉とは？眉の位置は下へ目に近いほど凛々しい中性的な眼差しへ。眉山は鋭角的な形、眉頭の下は足して描き、眉尻も本来の高さよりも下へダウンして描きます。眉色はグレー系、透明のアイブロウコートで眉毛の流れを際立てた眉や、斜め直線の形の眉、鋭角的な形の眉で眉骨を目立たせるとシャープに洗練します。

09. Feminine Eyebrow / フェミニンアイブロウ
フェミニンな眉とは？女性らしい丸みのあるアーチ型に近い眉、眉色はモーヴやベージュ、眉山のフォルムは角を取らずに、眉山は緩やかなアーチ型を意識するのが鍵。余分な角のある眉はカット、アイブロウメイクの最後は眉をスクリューブラシで濃すぎたカラーをぼかし、柔らかな眉へ仕上げるとフェミニンな眉へシフト。

10. Cool Lip / クールリップ
クールなリップとは？唇の山をリップラインで丁寧にとりシャープに強調した唇の輪郭、唇の山がくっきり鋭角的なリップ。唇の山から口角へリップラインがアウトカーブのリップは洗練します。色はベージュもシック、ボルドーやダークトーンのリップカラーへシフトすれば、唇の輪郭がより際立ちモード感がアップします。

11. Feminine Lip / フェミニンリップ
反対にフェミニンなリップは唇の山が丸く、リップカラーはホワイトの入ったパステルピンクなどの膨張色で、グロスは重ねずにツヤを抑えると触感に柔らかさが増し、丸みのある視覚効果でフェミニンな女性らしい唇へ仕上がります。ダークカラーでもリップラインは唇の山をラウンドに丸く描くと、可愛い印象が増します。

12. Cool Skin / クールスキン
肌もベースメイクで顔立ちと表情までクールへシフト。シェーディングで骨格を掘り起こし、ハイライトも頬骨とアゴ先へ入れシュッと洗練した顔へ。ノーズシャドウで鼻筋も際立たせ、ノーチークでシックに。肌はオークルトーン、テクスチャーはツヤ系で顔の各パーツの凸凹と輪郭を、光と影の反射で立体感を強調します。

13. Feminine Skin / フェミニンスキン
同じ肌はフェミニンへもシフトできます。1番のポイントはチーク、膨張色のローズピンクやコーラルカラーのチークを頬から大きめに入れ淡くぼかすと、フラットな視覚効果でフェミニンな肌へ。肌はピンクトーン、ファンデーションとパウダーはマットかセミマットで薄づきに仕上げ、女性らしい柔らかな肌を演出します。

14. Coordinate / コーディネート
あなたのメイクで例えばアイメイクはクールに演出し、リップはフェミニンに仕上げて抜け感をつくる、など各メイクパーツの組み合わせを自在に変え、クールとフェミニンの比率バランスを、自由にコントロールすることもできます。あなたの表情は煌めくダイヤモンドの表面のように、さまざまな魅力を引き出せるのです。

15. Summary / サマリー
最後にクールとフェミニン2つの違いを要約すると、数々の演出の操作は複雑そうに見えますが、色のカラー、質感のテクスチャー、形のフォルム、この3つのルールで構築され実はシンプル。これらのバランスを調整し、あなたの内に秘めたクールとフェミニンを自由に引き出すことで新しい魅力も発見できることでしょう。