マットリップは、マットで大人シックな女性の口紅に仕上がります。フォーマルな場ならクラシックな雰囲気を演出するマットリップで、マットな質感の口紅をつけた唇が演出に役立ちます。マットな唇は赤など強い発色のリップカラーを使っても、肌なじみがよくしっとりと光沢が押さえられて上品にまとまります。

まず口紅のパッケージにもよく記載があるマットタイプのリップスティックをセレクトします。マットタイプの口紅の原理は、揮発しやすい油性成分を使い、被膜材と顔料を唇にピッタリと密着させて、しっかりと発色しつつマットな仕上がりになります。ただ揮発性が高いためやや乾きやすい傾向もあります。

マットタイプはシックにカッコ良く仕上がるのですが、やはり乾きやすいのがデメリットです。ガサガサ唇にならないよう事前にリップクリームをたっぷり塗りティッシュオフをして唇のコンディションを整えておきましょう。口紅を仕上げたあとは、せっかくのマットな上品さを維持するためリップグロスは厚く塗らずに。

マットタイプで逆に発色が良すぎてしまうことが気になる人もいます。そのときは、口紅を塗った後にティッシュオフで色味を軽く抑えてみましょう。マットリップは発色が良いので、少しオフしても鮮やかなカラーが完全に消えることなく、自然な発色とマット感でカッコイイ仕上がりのリップメイクができます。

さらにマットリップのニュアンスを長持ちさせるため、唇を塗ったあとティッシュをくわえて余分なリップを取り除き、その上にもう一度塗ると美しいマットなリップメイクを長持ちさせることができます。他にも口紅の上からルースパウダーをはたいて仕上げると肌なじみの良いマットリップのメイクが完成できます。

マットリップはツヤを抑えて、ツヤ感よりもリップカラーの色を重視した仕上がりになるので、普段からツヤのあるリップメイクを仕上げている人は、雰囲気を一気に変えられたり、フォーマルなカッコイイ印象にもなれるでしょう。マットな質感なら肌なじみも良く、鮮やかな発色でもクールにまとまり使いやすいのです。