肌の毛穴が凸凹になった陥没毛穴は、どうしても気になってしまうもの。ほほなどによくある開いて目立つ陥没毛穴は、薄くカバーしてなめらかなベースメイクを。また毛穴専用のカバー下地もオススメします。毛穴のへこみをカバーするシリコンタイプのものや、毛穴に入る光をコントロールするタイプのものがいいでしょう。
どうしても毛穴を隠したい気持ちから厚く重ねると、ベース下地やファンデーションがくずれやすくなってしまうので、薄くなじませるのがポイントです。まず陥没したきになる毛穴があるところを中心に、毛穴専用のカバー下地を薄くのばします。量をつけすぎると悪目立ちするので米粒大くらいからなじませます。
そして毛穴カバーは肌との一体感こそが何より大事。肌と下地ベースとの境目をフラットになるまで少しずつ、しっかりとなじませ、毛穴の目立つ肌表面に凸凹がなくなったことを確認しましょう。毛穴が目立つ部分といえば、ほおとTゾーン。ほおの毛穴はファンデーションが落ち込んで肌色のポツポツが目立ちます。
また毛穴をしっかりカバーしないでファンデーションを塗ってしまうと、とくにTゾーンの毛穴は時間がたつほどに脂っぽくなり、毛穴のクレーターやザラつき、黒ずみが悪化します。やはりそのどちらにも効果的なのが、毛穴部分用のカバー下地でしょう。毛穴の凸凹をフラットに整え、皮脂の分泌も抑えてくれるのです。
ひどく毛穴の目立つ肌にはファンデーションの塗り方も、ひと工夫するとより効果的。ベースメイクをつけたあと、毛穴専用の下地を気になるほおや小鼻、Tゾーンなど毛穴が目立つ部分にすり込ませ、さらっとするまでよくなじませます。そしてファンデーションは毛穴の入り口にピタッとつくようにスポンジを動かすのがコツ。
毛穴をカバーする大事なポイントはパウダリーファンデーションは磨くように塗る点。スポンジにファンデーションをとり、内側から外側に向けてピタッと密着してすべらせるようにして動かし、ほお全体につけます、毛穴を目立たなくするために、そのまま内側に戻し、また外側へ左右に動かしていきます。
さらにほおの下側から目じりへと半円を描くようにスポンジを動かします。左右前後になめらかにすべらせる、といえばわかりやすいでしょうか。これで毛穴のあらゆる面にファンデーションがのり、へこみの目立たないなめらかな仕上がりの肌に完成。そのあと額やTゾーン、細かい部分にも薄く塗っていきます。
リキッドファンデーションを使う場合は、リキッドはパッティングするように塗ること。指先にファンデをとり、ほお→額→鼻→あご→細かい部分の順に塗ります。そのあと何もついていないスポンジでパッティングするようにたたき込んで、毛穴をしっかりフィットさせればツルんとした毛穴レスな肌に仕上がります。
他にも気になる毛穴には、指でなじませて消去して毛穴レスな肌に仕上げることもできます。毛穴を見えなくするには、厚塗りを避けて毛穴部分をマットに保つこと。テカリは毛穴の大敵ですが、顔全体をマットに仕上げると老けて見えます。ツヤは保ってテカリを消しましょう。毛穴が目立つ主な原因は皮脂と影。
皮脂で肌が光っていると、影になった毛穴が目立ってしまうのです。皮脂対策には、やはり毛穴専用下地を塗ることや、影対策にはファンデーションの塗り方が重要になります。毛穴をカバーするためには、上下左右あらゆる方向から薄くファンデーションをのばし、毛穴の凹みに沿って膜を作ることが一番です。
そうすると毛穴の中に入った光が乱反射して影が目立たなくなるのです。日中テカリで毛穴が気になったらぜひこのフェイスメイクを。やり方は上記のテクニックのとおり、目立つ毛穴部分を上下左右の方向からスポンジでなくても、指で軽くなでるだけでも簡単に毛穴カバーできます。こうすれば余分な皮脂が取れて、
パウダーが光を反射するようになり毛穴が目立たなくなります。このテクニックはベースメイクの仕上げだけでなく、日中崩れたフェイスメイクのリタッチにも使えます。ファンデーションがリキッドの場合は、最後にフェイスパウダーで仕上げれば余分な皮脂がパウダーに吸収され、皮脂による毛穴の目立ちが防止されます。