マスカラはアイメイクの締め。マスカラの重要な役割は、まつ毛を太く長くすることによって瞳を大きく見せるということです。まつ毛を上下左右、全方位に広がれば広がるほど瞳のサイズは大きく見えます。まつ毛がしっかり色づいて太く長くなり、美しく広がれば目の大きさは見違えるほど変わります。

まつ毛の長さやボリュームもただ出せばいいというわけではありません。無造作にマスカラを重ね塗りするだけでは、ボッテリとした仕上がりになりまつ毛だけが変に目立ってしまうのです。チークやベース、アイブロウなどそれぞれのポイントメイクとのバランスを見て一番合ったまつ毛メイクを目指しましょう。

マスカラのポイントは360度全方位へ広げることを意識してつけるということ。まつ毛をくるんと上向きにすることばかりに意識が向きがちですが、左右に扇形に広がったまつ毛は、目をぐっと大きく見せる効果があります。目頭や目尻よりのまつ毛、下まつ毛にも根元からしっかりとマスカラ液をつける必要があります。

上向きだけでなく左右にも広がった扇形を意識するため、マスカラを中央、目頭側、目尻側の3パートに分けてつけます。ただ全体に塗りすぎてダマになったり皮膚につかないように注意。スタートは目の中央。上まつ毛の中央部の根元にグッとマスカラを押し付け、左右にジグザク動かしながら毛先へスッと抜きます。

目頭のまつ毛は、ブラシを縦に持ちブラシの先を鼻筋へむかって押すようにして方向づけます。そして目尻のまつ毛はなるべく外側にむかって押すように。下まつ毛は短くマスカラ液がつきにくいので、ブラシの先端で液をつけます。次にブラシを横にして下まつげを根元から軽く押し下げるようにしましょう。

まつ毛の表裏、一本一本にマスカラ液が絡むようにマスカラを塗って仕上げた後、コームで上まつ毛と下まつげをとかして丁寧にコーミング。ダマになった時はその度にコームでばらします。マスカラをまつ毛にのせる前はブラシについた余分なマスカラ液をティッシュでオフ。このひと手間がダマになるのを防ぎます。