睡眠は肌に多大な影響を与えます。主に睡眠中に肌が再生されるため、寝不足の悪影響はすぐに肌へ現れます。美しい肌のために欠かせないものはスキンケアだけを重視する人も多いですが、じつは睡眠不足のほうが肌にマイナスの影響が大きいのです。夜更かしをした翌日は一日中、体調が優れないものです。

肌や体調にすぐに影響が出るのは間違いなく睡眠不足の影響が大きいでしょう。肌の再生は主に睡眠中に行われますから、仕事や夜遊びで遅くなった日は一分一秒でも早く寝ることです。最低でも6時間の睡眠を確保するのが原則。ただし、遅く寝て遅く起きることも、肌の再生リズムが狂うので注意。

ひどい肌荒れの原因は、慢性的な睡眠不足かもしれません。ただ睡眠不足が日常化していると、肌にどれだけ影響が出ているかわからなくなることがあります。しかし、睡眠不足の影響は蓄積してニキビや肌荒れとして現れてきます。スキンケアでも解決しづらい肌荒れに悩むときは、地道に睡眠を改善する必要があります。

人が起きて活動しているときには血液の多くが脳に集まっています。しかし眠りにつくと脳はお休みモードになり、それまで脳に集まっていた血液は体の各部へ流れ、血液が酸素と栄養をあちこちに配ることで、肌や内臓のいたるところで修復や再生が行われます。肌が生まれ変わるのは昼ではなく睡眠中ということになります。

とくに寝ついてからはじめの3時間に成長ホルモンの分泌が高まり、それが肌の代謝を促します。美肌のための睡眠とは午前0時に寝て、6〜7時間の睡眠を取ることが理想。成長ホルモン分泌のために、睡眠に入って最初の3時間、最も質のよい眠りの時間帯が、暗くて静かな環境であることが大切なのです。

美肌をつくる睡眠を充実させるために、眠る環境にも気を配りましょう。質の良い柔らかいベッドマットで、寝る時間前は、部屋を間接照明にして眠りへ誘いやすいように体をリラックスさせます。眠るときは顔と体の歪みを避けるため、仰向けがベスト。肌のために睡眠時間は最低6時間以上は心がけましょう。