ニキビは大人でも悩む人が多い肌トラブルです。ニキビは一度できると治りにくく、あとに色素沈着やクレーターのようなニキビ跡も残りやすくなります。ニキビは毛穴に皮脂が詰まり炎症を起こしている状態。角質が厚くなったり、過剰な皮脂分泌や汚れで毛穴に皮脂が詰まると、アクネ菌が増殖して炎症を起こします。

ニキビ予防のケアは、清潔に保つ、角質を厚くしない、乾燥を防ぐ、アクネ菌を寄せ付けないといった点が重要。肌表面や毛穴に汚れが残ってるとニキビの原因になりますが、洗いすぎて皮脂を落としすぎても肌が乾燥します。するとさらに皮脂分泌が起こり、角質も厚くなって毛穴が詰まりニキビの原因にもなります。

ニキビ肌を清潔に保つために朝晩2回、洗顔料を泡立て泡で包み込むように洗います。汚れや皮脂をしっかり落とすようにしましょう。ゴシゴシ洗うとニキビを傷つけて跡になったり、新しいニキビを誘発させるので注意。メイクした日はファンデーションの残りもニキビの原因になるのでクレンジングで落とします。

ニキビ肌に保湿は大切ですが、肌に油分を与えすぎるとニキビには悪影響。乳液やクリーム、オイルなどに含まれる油分はアクネ菌の栄養源にもなるので、キレイになろうとつけすぎるとニキビを増やしてしまいます。スキンケアは油分を控え、セラミドやヒアルロン酸などの美容液による水分で保湿することが必要です。

ピーリング剤やピーリングクリームで、適切な角質ケアをするのもニキビを遠ざけるのに効果的です。ピーリングは古くなった皮膚の角質を除去し、肌の再生を促してくれます。新陳代謝を活性化させて肌のターンオーバーを正常に戻し、毛穴に皮脂や角栓が詰まるのを防ぐので、ニキビ対策にも適しているのです。

ニキビが炎症して悪化すると、ニキビが治っても赤みが残ることも。これは一生残るわけではなく2〜3年で消えていきます。早く赤みをとるには、ビタミンC誘導体配合のスキンケアがオススメ。しかしニキビ後の赤みが色素沈着することもあります。これはUVケアで日焼けを避け、美白化粧品と角質ケアが効果的です。