—あなたの手は最強のメイクツール
プロ用の重厚なメイクアップツールのケースを持ち歩くことは無理でも、もっとも身近なあなたの手を使えばプロのようなメイクをすることができます。たしかに優秀なメイクツールはメイクの腕前までもカバーできるのは事実です。ただしそれが高価なブラシセットである必要はありません、あなたの手も立派なメイクツールです！

01.指先はメイクに最適なツール
人の顔には、凸凹やカーブがいっぱいあります。そんなは入り組んだ顔のパーツの細部にもフィットする柔軟性こそが、メイクツールの重要な条件です。そのため繊細な力加減と、細やかな動きができるあなたの指先、手のひらこそが適任なのです。あなたがキレイになれる最強のメイクツールは、あなた自身の手なのです。

02.メイクツールと指を使い分ける
化粧品売り場の店員さんの中には、ブラシを使うほうが正確にメイクできるので、指と手は使わないようにとアドバイスする人もいるでしょう。しかしそれはケースバイケース、アイライナーとフェイスパウダーは無理ですが、ベースメイク、アイシャドウ、リップになれば、指の方がメイクアップに最適な道具になる事があります。

03.手と指のメリット
やりすぎないメイクが一番モダンに見えるので、リップグロスもクリームタイプのチークカラーも、シアーなカラーをのせるのも指のほうが適しているときがあります。ブラウンのアイシャドウは指なら違和感なくナチュラルに仕上がりますし、ファンデーションもスポンジだけでは届かない場所にも、指なら細部までなじませられます。

04.強さを調整しやすい中指
あなたの使う指によって、センサーのように力加減の調整が簡単にできるというメリットもあります。まずメイクアップベースの下地やリキッドファンデーション、クリームファンデーションをのせるときは、強さを調整しやすい中指が活躍します。中指なら思い通りの分量を、思い通りの圧で横にサッと流して肌に伸ばせます。

05.小まわりのきく薬指
薬指は力が入りにくく優しいタッチで小まわりがききます。力が入りすぎないので、頬に伸ばしたメイク下地やファンデを、輪郭へ向けて塗り広げるのは薬指が最適です。また目尻のアイシャドウや、唇のリップグロス、小鼻まわりのファンデーションなど細かい部分を、軽く叩いてタッピングしてなじませるのに活躍します。

06.手のひら全体でなじませる
肌に吸いつく手のひら全体は、体温でベースメイクをしっとりなじませたり、ファンデーションのムラをなくして自然な肌をつくる面の役割です。またメイクアップ前の下準備に肌につける化粧水やモイスチャライザーのうるおいを、手のひら全体を頬から顔全体にあてて、しっかり密着させるときに役立ちます。

07.手を併用して完成度を上げよう
メイクツールだけではフォローしきれない細部の調整には指と手が一番活躍するのです。メイクツールと手をうまく併用してあなたのメイクの完成度を上げましょう。手と指で伸ばしたアイシャドウやリップは、やりすぎない繊細なカラーやニュアンスも演出できます。完璧である必要はありません、楽しくやってみましょう！