メイクドレッサーやキャビネットを整理整頓する。最後に化粧品の引き出しを整理したのはいつですか？ １度もないというのが本当のところではないでしょうか。奥の方を引っかきまわしてみれば、昔の限定品やトレンド色で勢いで買ったメイク化粧品や、いつ買ったかわからないファンデーションや香水の瓶が出てくることでしょう。

女性には、化粧品を捨てることができないという不思議な習性があります。いつか必要になるときが来るかもしれない、というのがその言い訳です。けれども過去を投げ捨てて未来を手に入れるべきときは来ています。どんな良い事にも終わりがあるということわざは、引き出しの中にため込んだ古い化粧品にも例外ではないのです。

近ごろはメイク化粧品やスキンケア化粧品の制定された規定のおかげで、市販されるすべての化粧品は、製品に含まれる成分のリストを明記する事が義務づけられるようになりました。品質保証期限には理由があります。たとえ保存料がたっぷり入っているものでも、永久に変質しないわけではありません。この期限を無視することは、

肌の状態を危険にさらす事になるのです。古くなった香水は、カビ臭い匂いがするのでたやすく見分けることができますが、他のメイク製品もっと厳密に管理しなければいけません。フェイスクリーム、ボディローション、リキッドファンデーションなどは時間がたつにつれて少しずつ濃度が濃くなりますが、つい見過ごされがちです。

メイクアップ化粧品やクリーム類を、肌と同じくらいフレッシュに保つため、開封してから3ヶ月立った酸化の進んだものは、すべて捨てることにしましょう。大きなサイズのボトルは最後まで使い切ってしまう前に品質が劣化することが多いので、メイクやスキンケア製品に関しては、大きいサイズは結局は不経済になるのです。

激しい気候の変化も化粧品の品質を悪化させます。また機内の気圧も液体状のリキッドファンデーション、クリームファンデーション、スキンクリーム類に大きな影響をもたらします。飛行機で旅をするときは、お気に入りのものを小さな容器に移し替えるようにします。容器のフタをテープで留めれば漏れるアクシデントを防げます。

化粧品に目がない人なら誰でも同じ意見かもしれませんが、メイクアップポーチの中のカラーメイク化粧品を整理するにはかなりの決意が必要です。何と言っても顔を作るに当たっては、選択技は多ければ多いほうがよいのですから。ですので、もし化粧品カウンターを見つけると、ちょっとした化粧品を買わずにはいられない人には、

自分にとって本当に似合うメイク化粧品なのか、本当に今欲しくて必要な化粧品なのか考えて、サンプルのテスターを試してみましょう。必ずしもすぐ買う必要はないのです。店員さんには「検討してみます」と言って、一旦テスターでメイクを試してみて考える時間を持てば、使わない化粧品を買う無駄遣いを減らせるでしょう。