─ダブルリップの組み合わせでモード唇へ
あなたの唇は、2つの口紅の重ねづけと組み合わせるダブル効果で、さまざまな表情の唇に変化します。シーンに応じてリップのタイプを使い分けて重ねづけや組み合わせを変えることで、あなたのリップの魅力は無限に広がります。リップを塗るコツをつかめたら、口紅のカラーとテクスチャーの組み合わせの効果も楽しみましょう。

口紅はリップスティックの単色使いがベーシックで一般的ですが、色とテクスチャーの選択だけでなく、リップタイプの重ねづけによって効果を高めたり、あなたの唇はよりモードでラグジュアリーな唇にもなれるのです。では口紅のタイプの組み合わせによって、リップメイクと唇はどのように変化していくのでしょう？

01. Normal, Gloss / ノーマルとグロス
ノーマルタイプのリップスティックに、リップグロスの組み合わは、あなたの唇に色とツヤ感が1番でる組み合わせでしょう。口紅を軽く押さえてから、上にリップグロスを重ねます。リップグロスはブランドによってリキッドルージュやグロスルージュとも呼ばれています。グロスは口紅に重ねてツヤを強調したいときに使います。

単色使いでノーマルタイプのリップスティックのみを塗ったときは、ナチュラルな印象の唇に仕上がりますが、油分の多いリップグロスを上から重ねることで、華やかな印象に変わります。無色透明タイプのリップグロスは組み合わせに困らず、最初に塗った口紅をさらに引き立つ効果があります。透明タイプは1つもっていると便利。

02. Normal, Pearl / ノーマルとパール
適度な透明感のあるノーマルタイプの口紅と、パールタイプの口紅の組み合わせは、よりモード感がでます。パールタイプの口紅とは、ノーマルタイプと違って色は薄づきですが、パール感がミックスされている口紅です。パールタイプの口紅には、ゴールド、シルバー、ホワイト、玉虫色、キラキラしたラメなど種類が豊富です。

ノーマルタイプの口紅とパールタイプの口紅の組み合わせは、あなたの唇の輪郭まで丁寧にしっかりと重ね塗りすると、よりパール感がアップします。パール感を演出できるパールタイプの口紅は他にも、2色以上のパールがミックスされているタイプや、グロス感の強いグロッシーなタイプなどバリエーションも魅力的です。

03. Pencil, Gloss / ペンシルとグロス
リップペンシルと、リップグロスの組み合わせは、ぽってりした立体感がでるマリリンモンローのような唇になる組み合わせです。あなたの唇の輪郭をリップペンシルまたはリップライナーで太めに描いたあと、唇全体を塗ります。そして唇中央の内側をリップグロスで塗ると、ぽってりした表情の立体感ある唇に変わります。

リップペンシルは唇のリップラインをハッキリ描くときに使います。そのためリップスティックの口紅でラインを塗るときよりも、リップペンシルはリップラインがよりハッキリ描けます。リップペンシルで唇全体を塗ると、マットで落ちにくい口紅と同じ効果も出せるでしょう。ベージュ色にするとヌーディな唇にもなります。

04. Pencil, Normal / ペンシルとノーマル
リップペンシルと、ノーマルタイプのリップスティックの組み合わせは、立体感と同時に、長持ちするハッキリした唇に仕上がる組み合わせです。先の丸いリップペンシルで唇全体を塗り、ノーマルタイプの口紅を上に重ね塗ります。リップペンシルとリップスティックは、同じ合った色なら純粋なリップカラーを発色できます。

反対にリップペンシルとリップスティックの色を変えて、発色のニュアンスを変えて演出するのもいいでしょう。また、自然で立体感のでる唇にしたいときは、リップペンシルの色をダークな色にして、口紅はリップペンシルより明るいカラーにします。そして明るい口紅を唇の中央へ重ね塗りすると、クールな立体感がでます。

05. Pencil, Mat / ペンシルとマット
リップペンシルと、マットタイプの口紅の組み合わせは、上記のノーマルタイプよりもさらに口紅が落ちにくい組み合わせです。マットタイプの口紅は透明感がなく、色がハッキリでるリップスティックです。油分が少ないので落ちにくいのが特徴で、さらにリップペンシルと組み合わせることで1番リップが長持ちします。

マットタイプは落ちにくい口紅ではありますが、完璧ではありません。そのため最初のリップペンシルでは唇の輪郭のフレームを描いたあと、同じリップペンシルで唇の内側全体も軽く塗ります。これは上から塗るマットタイプの口紅が万が一落ちても、唇の輪郭だけリップラインが不自然に残らないようにするためです。