疲れ顔をカバーするナチュラルなフェイスメイク。ナチュラルに見せようとして薄すぎるフェイスメイクをしてしまい、すっぴんと変わらない疲れ顔になってしまっている人をよく見かけます。きちんと感を出すのが意外に難しいナチュラルなフェイスメイク。どうすれば理想の仕上がりになるのでしょうか？

ナチュラルなフェイスメイクのポイントはただひとつ。メイクにメリハリを利かせることです。ナチュラルな薄づきリキッドファンデーションやBBクリームを塗ったら、疲れが変わりやすい顔の2箇所をピンポイントで、明るく見せてあげればいいのです。まず疲れが出やすい場所のひとつ目が、目のクマです。

この目のクマにはヨレにくい液状のオレンジ系のコンシーラーを塗り、丁寧にカバー。２つ目が口角のあたりにでるくすみ。唇の両端を囲むように、肌より一段階明るい色のペンタイプのコンシーラーを塗りましょう。塗り終わったら唇を少しだけ開きコンシーラーの塗った部分を、中指の腹でやさしくなじませると自然な印象に。

加齢とともに皮膚がたるみがち、下がりがちになるこの2箇所に、明るめの色をおくだけで顔の印象は格段に華やかになります。コンシーラーのあとはフェイスパウダーなどを重ねるのが通常の手順ですが、ナチュラルに見せたい場合はあえて省き、チークやハイライトなどのフェイスカラーに移りましょう。

フェイスカラーのアイテムはだいたい粉モノ。その特徴を生かして、フェイスパウダーの役目も一緒に果たしてもらうのです。Tゾーンにはハイライト、フェイスラインはシャドウ、頬にはチークをつけることでほぼ顔全体にパウダーがつけられます。パウダーは重ねれば重ねるほど粉っぽく、厚ぼったい印象になりますから、

うまくアイテムを省略することでナチュラルなフェイスメイクを演出できます。このようにメリハリを利かせることで、ナチュラルだけどきちんとカバーしてる感もあるフェイスメイクを実現できるのです。全体はナチュラルにしつつ、目の下のクマと、口角まわりの影はしっかり消してカバーするところはメリハリを。