クリームファンデーションは高い保湿性とカバー力が特徴です。潤いのあるしっとり落ち着いたツヤやかな肌に仕上げられます。同じ乳化タイプのリキッドファンデーションと似てますが、リキッドは水分が多く油分が少ないのに比べ、クリームは水分より油分が多く配合されているので、乾きにくくしっとりした仕上がりに。

しかし塗り心地も硬めで、リキッドファンデーションよりはのびがよくないため厚塗りになる傾向もあります。加えてリキッドよりもカバー力が強いため使い方によって元の肌色を消して、のっぺりした印象になってしまうことも。各ファンデーションの中でも厚く塗るところ薄く塗るところとメリハリをつけることが大切です。

使う分量は物足りないと思うくらいの少量でOK。クリームファンデーションをスポンジやブラシにとったら、おでこや頬、あごなどの広い部位にのせていきます。中心から外側に向けて、力を入れずのばしていきます。鼻筋や目の周り、小鼻などの細かい部位は広い部位を仕上げて残ったファンデーションを薄くのばしていきます。

このときにファンデーションを足しすぎると、ムラや厚塗りの原因となるので注意。コクのあるクリームファンデーションは、つけ過ぎるとヨレやすいので、動かすことの多い口のまわりや目のまわりは薄く伸ばすことを意識。塗り終えたらなにもついてないスポンジで、軽く肌を抑え余分な油分をとり肌へなじませていきます。

髪の生え際やフェイスラインから首筋など、ファンデーションを塗っていない部位との境目をわからないようにスポンジでぼかして、より自然に仕上げます。目元など細かいところはヨレやすいのでとくに丁寧にのばします。眉毛はファンデーションがベタつくと目立つので軽くスポンジでたたいて埋めるように塗りましょう。

使用するスポンジは弾力性のある厚手のものがオススメ。全体にスポンジを使ってよくなじませたあとは、仕上げに手のひらで顔を包むようにして軽くおさえるとクリームファンデーションが定着して崩れにくくなります。最後はフェイスパウダーをはたくことでクリームファンデーションのテカリを防ぐことができます。