BBクリームとは、日焼け止めと下地とファンデーションの役割をひとつにまとめたベースメイクアイテム。今ではメイクアップであっという間に広がりすっかり定着しました。朝洗顔をしたあとスキンケアの一環としてBBクリームを肌にのばせば、時間ない時でも万全の紫外線対策と美肌のフェイスメイクができます。

BBクリームはスピーディにUVケアと同時に自信を持って人に見せられる美肌が手に入れられますが、塗り方によって顔がもったりして、厚塗りに見えてしまうことも。BBクリームは正しい塗り方とポイントを意識すれば、崩れにくくなめらかなヘルシーで美しいフェイスメイクの状態をキープできます。

まずBBクリームの簡単キレイな伸ばし方のコツをつかみましょう。最初に4本の指の腹、もしくは手のひらでBBクリームを手に適量伸ばします。指をたくさん使うのが時短のコツ。両手を使い、乳液やクリームをなじませる時のように手早く、顔の広いエリアからなじませます。手は顔の内側から外側へ動かします。

目のまわりや小鼻の脇など細かな部分は、指に残ったBBクリームを指先でなじませます。まぶたと目の際はよく動く部分なので軽めに塗りましょう。最後は何もつけていないパウダーのスポンジで全体をなじませるのがポイント。これにより密着し細かいムラや過剰な油分の浮きを押さえて皮脂崩れを防げます。

スポンジの角を使い細部も丁寧に押さえていきます。特に小鼻周辺や髪の毛の生え際は油分が浮きやすい部分です。スポンジで溜まっている液をならしていけば美しく仕上げられます。BBクリームの量は少なすぎると全体的にムラに、多すぎても油分が多くメイクが崩れやすくなる原因に。パール粒ほどの大きさが適量です。

BBクリームは今は手軽なベースメイクアイテムとして、急速にコスメティックブランドに広がり幅広い世代が愛用していますが、もともとは肌の傷や欠点をカバーする軟膏クリームでした。今では保湿、化粧下地、UVケア、ファンデーション、コンシーラーのすべてを担うアイテムとして重宝されています。

BBクリームのBBというネーミングは、痛んだ肌を修復するブレミッシュバルムの略称で、当初は美容クリニックの施術後の肌の炎症を抑えたり、赤みをカバーしたりする目的でつくられたスキンケアクリームでした。現在のBBクリームは1本で十分カバーしてくれるため、その手軽さから多くの女性が愛用しています。

ただしさまざまな役割を備えてる分、油分の配合量も多く、ヨレがきになるという声も。BBクリームを上手に使いこなすには、上記のように大量に使いすぎず、やはり適量で仕上げることです。指で伸ばしたスジとムラをならすようにスポンジで肌を軽くたたけば、余分な油分もとれて密着感も倍増します。

BBクリームの塗る順番ですが洗顔後、スキンケアをしたあとのベースメイクとして肌に塗っていきます。保湿クリームを塗るときのように両手に取り、円を描きながら塗っていくだけで仕上がるという手軽さが利点ですが、上手に仕上げるために大事にしたいのが、温度と速度です。BBクリームは固いとのびが悪いため、

使う前に両手で温めてやわらかくすると、テクスチャの固さと温度がより肌なじみがよく改善されて効果的です。そして塗るときは手早くが大切。ゆっくりと肌に伸ばすと時間とともにBBクリームが肌に密着してきてしまい、ムラになることがあります。ですので丁寧に塗りつつも素早く塗って仕上げていきましょう。