指でつけるナチュラルなブラウンアイシャドウ。普段アイシャドウチップやアイシャドウブラシでアイカラーをつけている人は驚くかもしれませんが、ブラウンのアイシャドウを指で塗ると、目もとにホリがでます。指で直接塗ることでナチュラルな抜け感も演出できて、目もとのホリをつくることができます。
このアイメイクではブラウン以外の色をのせる必要はありません。アイシャドウを指で溶け込ませて目もとのホリをつくります。まぶたにのせるブラウンのアイシャドウを指で塗っていきます。ナチュラルに溶け込ませたいのでチップやブラシより断然指です。チップやブラシは境目がクッキリしてしまい、ぼかすのは難しいようです。
塗るときに注意したいのが鏡の位置。顔から少し離して顔全体を鏡に入れましょう。決して片方の目に鏡を近づけてメイクをしないでください。チークを入れるときと同じで左右対称のシンメトリーに行うメイクは、鏡の見方のクセをつけておきましょう。この些細なことでも、濃くつき過ぎない、左右キレイに揃う仕上がりに。
それでは塗っていきましょう。まずはオフホワイトのハイライトのシャドウを指にとって、手の甲にいったん伸ばします。そうやって色を少し薄くしてから、まつ毛と眉毛の間に広くのせていきます。色が軽くつく程度、ぼかす感じで入れていきましょう。これは次に入れるブラウンが浮いて見えないようにするつなぎの色です。
ちなみに全体に広げたオフホワイトはパキっと主張させる必要はありません。次はブラウンのシャドウをまつ毛のすぐ上から、アイホールに向かって置いていきましょう。ここからはホリをつくるために行います。ゴールは目を開けて見たときに、きちんとホリを出すこと。なので目を開けたときにブラウンのカラーが、
ほんのり見える幅まで入れるのが大事です。人それぞれ目の大きさ、形が違いますのでコツは最初からまぶたの高い位置に入れるのではなく、低い位置からスタートすること。もちろんこれも左右交互に行います。指でナチュラルに入れつつも左右同じ高さでアイシャドウの濃さがでているかチェックしましょう。
右のまぶたに入れてみて、次に左。目を開けたり、閉じたりしながら、目を開けたときに、ブラウンのシャドウがしっかり見え、まぶたが少しくぼんで陰影がでていれば終了です。一重、二重の人は幅は少し狭く、奥二重の人は少し広めの幅で。このブラウンも、まず手の甲で色を少し薄く伸ばしてから入れるのを忘れずに。
これで上まぶたのナチュラルなブラウンのアイシャドウは完成です。左右交互に入れていけばシンメトリーのバランスがとれるでしょう。ブラウンはグラデーションではなくてもいいのです。このアイメイクのアイシャドウの目的は、カラーを見せることではなく、ナチュラルなホリを演出することにフォーカスしているのです。