—ノンシリコンシャンプーは本当に安心？
ノンシリコンだから髪にやさしい？という思い込みが、あなたの頭皮と髪の健康を損ねていることがあります。ここ数年ノンシリコンシャンプーの人気がとても上がっています。シリコンとはそもそも何でしょうか？ シャンプーの中のシリコンオイルは、髪表面の摩擦を小さくして、髪のコーディングをするために働きます。

01.Silicon shampoo
市販のシャンプーはラウレス硫酸という洗浄成分を配合した、高級アルコール系のものがほとんどです。ラウレス硫酸は髪の汚れをしっかり落としてくれますが、洗浄力の強さから髪がきしんでしまうのが難点でした。それを補うためにシリコンオイルが配合されました。そのためシャンプーは指通りよく髪を洗えるのです。

02.Effect of silicon
シリコンによって傷んで開いた髪のキューティクルをコーティングしてくれるので、コシとハリがあってツヤのある髪の仕上がりが望めます。シリコンオイルには、毛穴に詰まる、毛髪をコーティングして他の有効成分の浸透を妨げるという悪いイメージがありますが、実はこれは大きな誤解でシリコンは悪いものではありません。

03.What is non silicon
シリコンオイルは簡単に洗い流すことができて、毛穴に詰まらず、有効成分の浸透も妨げないと実験で照明されてます。一方ノンシリコンシャンプーには、洗浄成分にココイルグルタミン酸TEAといったアミノ酸系や、ベタイン系の界面活性剤が使われていることがあります。ではノンシリコンの髪の仕上がりはどう違うのでしょう？

04.Moist and mild
ノンシリコンシャンプーの洗浄成分は、髪の洗浄力がマイルドでしっとりとした洗い上がりなので、あなたの頭皮が乾燥の気になる場合は向いていますが、もしあなたの頭皮が皮脂分泌が多いタイプだと、汚れを落としきれずに、頭皮の毛穴が詰まってしまうこともあります。ノンシリコン系は必ずしもベストではないのです。

05.What fits you
そのためオイリー肌の人がノンシリコンシャンプーを使っていると、皮脂の多いベタっとした頭皮状態になってしまうこともあります。シリコンやノンシリコンといっただけで、肌や健康に悪そうと行った思い込みと判断に振り回されないようにしましょう。成分の特性を知って、自分に合う最適なヘアケア製品を使いましょう。

06.Depending on the situation
目的に合わせて、シリコンシャンプー、ノンシリコンシャンプーを使い分けてみましょう。シリコンオイル入りの、手触りがよくなるシャンプーとヘアケアタイプは、使い始めはよくても、同じものを使い続けると髪が重くなったり、そのわりに毛先がごわついてきたりすることがあります。その際ノンシリコンに一度変えてみます。

07.Reset hair care
週に一度はナチュラルな洗浄力のノンシリコンタイプのシャンプーに変えてリセットしてみましょう。きっと髪にフワっと違った動きが出て、スタイリングしやすい髪になるでしょう。ちなみにシリコンと一般的に呼ばれてますが、正式名称は「シリコーン」で、シャンプーに使われてるのはオイル化したシリコーンオイルなのです。

08.Silicon Doubt
結局シリコンは髪にいいの？髪に悪いの？という疑問が、ノンシリコンシャンプーが増えるにつれて、シリコンが悪者のような印象を与えてしまいますが、そうではありません。シリコンは毛髪に被膜のベールをはって手触りをなめらかにして、摩擦の髪ダメージを減らすのに有効なのです。安全性にも優れています。

09.Overuse
ただしシリコンでも大量に塗ったり、洗い残しなどがあると他のヘアケアの働きをさまだけたり、肌トラブルを起こすおそれもあります。シリコンが髪によくないのではなくて、使いすぎが問題なのです。それぞれメリットとデメリットがあります。シリコンシャンプーとノンシリコンシャンプーも上手く使い分けていきましょう。